アクリルガッシュを楽しもう!-基本編-

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画材屋に並ぶアクリルガッシュのチューブの群像は、
それだけで鮮明なアートに見えますね。
「アクリルガッシュで、なにか描いてみたいな!」…と手に取りつつも、
「学校の美術の授業のために購入したけど、その後は使ってないな…」
「使いどころが分からなくて、難しい…」と感じる方は、
少なからずいるのではないでしょうか。

そんなアクリルガッシュのことを、ちょこっとでも知って作品に活かすことができれば、
新しい表現の扉が開くかもしれませんよ!

そもそもアクリルガッシュとは?

アクリル絵の具の中でも、不透明水彩絵具であるものを指します。
乾燥後、アクリル絵具は光沢気味な仕上がりであるのに対し、
アクリルガッシュはマットに仕上がるのが特徴です。
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特徴
オールマイティー


パリッとしたもの、ぼかし、マットなベタ塗りなど、幅広い表現が可能です。
水のさじ加減や筆の具合により、力強い線を描くことや、柔らかな塗りもできます。

下地を隠せる


不透明水彩なので、しっかりと塗ると、下地の色や、
絵の具の下に描いていた線画や、既に塗っていた色を覆い隠すことができます。
なので、間違えた部分の上塗りをすることが可能です。
(厚く塗り過ぎると、乾いた時に絵の具が割れることがあるので注意。)

紙にも、布にも、木の板にも描ける


水彩紙は勿論、キャンバスなどの布地にも適してます。
紙以外にも木材・布・プラスチック・石など、様々なものに着彩できます。
(相性の悪いものもありますので、必ず試し塗りをしましょう。)

乾きが早い


乾きが早いので、作業効率が良く、ライブペイントにも向いています。
その分、ゆっくりじっくり塗る派には厳しい絵の具だといえるでしょう。
乾きそうになれば、その都度水を含ませれば乾燥を防ぐことはできます。
また、乾きが遅くなるメディウムを混ぜてみるのも一手です。

乾くと耐水性になる


アクリルガッシュは水溶性ですが、塗って乾かすと耐水性になります。
乾いた後は重ね塗りや、水を使った他の画材で上塗りすることもできます。

もろい


完成後は光に弱く、屋外にさらされる用途を苦手としています。
また製法上、アクリル絵の具や油絵である、絵の具を盛り上げる技法には向いていません。

アクリルガッシュを使う際に用意するもの

・アクリルガッシュ

・紙、カンバスなどの基底材
写真では紙を用意しています。
水張りした水彩紙、またはブロック水彩紙(四方が糊付けされた紙)を使うと、
紙がたわむことなく美しく仕上がります。

・筆
アクリルガッシュは乾燥が早く、放置すると絵の具が固まってしまうので、
筆はこまめに洗うよう心がけましょう。
動物系のものよりも、簡単に汚れの落ちるナイロン製がおすすめです。

・筆洗
筆を洗うだけのものなので、自分が使いやすいものを選びましょう。
(写真はプリンのカップ。)
絵の具を洗った後の水の色が、筆洗に移ることがあります。
問題はありませんが見た目がよろしくなくなるので、まめに洗いましょう。

・パレット
プラスチック製・陶器製など様々ありますが、
使い終わればちぎって捨てられるペーパーパレットがおすすめです。
(ペーパーパレット:メモ用紙のように一枚ずつ剥がして使える、紙状のパレット。)
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・ティッシュなど水気を含むことのできる紙、または不要になった布
余分な水分を取ったり、筆についた絵の具を拭うために使います。
使い捨てできるものだと、後片付けが楽です。

おわりに

【アクリルガッシュを楽しもう!】基本編はここまで。
次回は応用編です! お楽しみに!

ライター

葵野ケイコ
HP:http://yea.jp/awoino0208/
twitter:@K_awoino

フリーのイラストレーター兼絵描き。
コラムの挿絵などの仕事をしつつ、
関西圏のギャラリーを中心に作家活動中。
アクリルガッシュをメインに、
コピック・色鉛筆・透明水彩を用いて作品を制作しています。

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