江村玲 インタビュー前編|自分の中にある感情や言葉を、自分の思う美しい世界で

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今回は現在SUNABAギャラリーにて行われている企画グループ展「SUMMER SALE」に参加中の、江村玲さんにお話をお伺いしました。
「SUMMER SALE」詳細リンクはこちら

江村玲さんは2016年に個展「ゆめとうつつで」などの展示会やアートダイブなどのイベントで原画を発表し、様々な技法を使い現実と非現実的な世界観の狭間を描かれている作家さんです。

今回の記事では江村玲さんの学生時代のお話や個展「ゆめとうつつで」を行ったキッカケなどをお伺いしました。

プロフィール


江村玲
1992年生まれ。大阪府在住。
大阪教育大学教養学科芸術専攻美術コース卒業。
主にアクリルガッシュを使い様々な表現で美しい男性を描く。

活動歴

<2014>
「大阪教育大学教養学科芸術専攻美術コース 卒業制作展」(ART COURT Gallery/大阪)

<2015>
「第11回ポストカードコンテスト」(ポートメッセなごや3+2号館/名古屋)
「artDive 2015」(インテックス大阪/大阪

<2016>
「和と男性画」(be京都/大阪 )
「artDive 2016」(インテックス大阪/大阪)
「無限色展 青」(Design Festa Gallery/東京)
「SUNABAの夏フェス」(SUNABAギャラリー/大阪 )
「第12回ポストカードコンテスト」(ポートメッセなごや3+2号館/名古屋)
「禁じられた少年」(SUNABAギャラリー/大阪)
「Pop Japan 2016 in Sydney」(TAP Gallery/シドニー)
「ACTアート大賞展」(The Artcomplex Center of Tokyo/東京)
個展「ゆめとうつつで」(SUNABAギャラリー/大阪 )

<2017>
「collection 2017 s/s」(SUNABAギャラリー/大阪 )

早速インタビューへ


−昔から絵は描かれてるんですか?
そうですね。2、3歳くらいからずっと描いてる感じですね。

−学生時代ではどのような作品を描かれていましたか?
大学在学中はずっと油絵を使っていました。
卒業してからはアクリル絵の具です。
油絵とちょっと近い感じで使えるのがアクリル絵の具だったんで手軽にできるかなとおもって。

−高校生の時や中学生の時はどんなものを?
中学生の時は結構漫画とかが好きだったのでイラストよりのものを描いていましたね。
少年漫画系が多かったです。ワンピースとかナルトとか。
高校の時は美術コースで、透明水彩系を使って描いてました。高校生の時はそんなにガッツリじゃなかったんです。
一応美術コースはいってるけど部活が陸上部だったんで。

−運動が好きなんですか?
嫌いなんですけど、苦手なのが嫌だったので!
「入った速くなれるかな?」と思って挑戦してみました。

−苦手なものにチャレンジするタイプなんですね。絵を描く時とかもそういう事ってありますか?
ありますね。
例えば、今まで何か一つのものばっかりを描いてたとしたらこれ描けないなと思ってたやつをちょっと練習して…。
そしてかけるようになったらもっと面白くなってっていうのを色々繰り返してます。

−大学ではなぜ油絵を?
学校が絵画ゼミ、デザインゼミ、立体ゼミという風にざっくり分かれててどっちかっていうと絵画かなと進んだんですけど、その絵画ゼミの先生が油絵中心に教えてる方だったんです。
なのでそのまま油絵を教えてもらって続けました。

−その時から人物画を描かれてたんですか?風景画とか?
人物でしたね。最初は先生が抽象寄りの方だったので
具象的なものより抽象的なものを描いてました。
でも、先生が「好きなもの描いていいよ」と言ってくださったので「リアルめなものでもいいのかな」と思って具象と抽象の混ざった感じが好きで書いていました。

−確かにそうですね。リアルですけど、どこか非現実というか。
自分の中でコンプレックスだとか人に見せれないような負の感情とかがあってそこを絵に綺麗に変えて表現する事で昇華できるというか…。
絵描いてる間は集中するので、そういう負の感情とかを忘れて無心でいれるのが楽しいなと思います。


(作品名 ゆめとうつつで)

−男性で表現する理由は?
昔から、「こうなりたい」と憧れる対象が男性だったんです。
絵を描いてる時は絵の中の人物になれるような気持ちになって、言葉で表現しきれなかったものを昇華できるので、その絵を観てくださった方に、「綺麗だね」と言っていただいたりすると、自分を認めてもらえたような気持ちになるのが楽しくて。

−影響受けた作品はありますか?
一番衝撃だったのはオチマリエさんという作家さんです。
その方もアクリルを使ってる方で、
ターナーのアクリルアワードというのに出されてた「彼の」っていう作品があるんですけど、その作品を高校生の時に初めて見て…男性画なんですけど、すごいかっこいいんですよ。
これすごいなと思って。結構綺麗な絵って女性画というイメージがあったんですがオチマリエさんの男性画を見て、「こういうの描きたいな」って高校生の時思ったのが一番印象強いです。

−卒業後から今までは何をされてましたか?
バイトしながら制作してました。日曜画家みたいな感じです。
卒制で「絵描くの楽しいな」って思えたんですけど、何やりたいかなって考えた時に、このままこういう制作とかを続けれたらいいなと思って。
やりたい事があるなら、自分のやりたいことを優先して周りに合わせることはないのかなって。
アルバイトしながら好きなことをやって、ゆくゆくそれで食べていけたらいいかなって、頑張っているところです

−2016年はめちゃくちゃ展示参加されてますね。
そうですね、ありがたいことに…!
2015年のアートダイブでとりあえずイベントだそうと思っていたので色々準備して出てみたら、反応が結構あって「展示やらないんですか?」っていう声を頂いた時に「あ、やってみたいな」と。
1年以内くらいまでに個展をしようとその時思って、2016年からは個展に向けて何ができるかなというのを考えてました。

−先に個展をしたいという目標があったんですね。
SUNABAギャラリーの樋口さんにもお世話になってて。
個展やりたいですって言ったら、じゃあココとココで展示してみない?というふうにお話をいただいたので出させてくださいというな感じで出させていただきました。
なので2016年はありがたいことにSUNABAギャラリーさんでの展示が多かったです。
2015年はゆったり制作してたんですがそれに比べると「あ、忙しいな」って感じました笑

−一ヶ月半に1つのイベントですもんね。すごいです。
でも2015年に結構制作を進めていたので2016年はそこで溜めた作品を出したりということが多かったかもしれないです。
2015年は趣味として描いていればいいやという気持ちだったんですけど、アートダイブに出て、「もうちょっと出していったら」と言っていただいたので色々と意識するようになりました。

−個展のタイトル、コンセプトはどうやって決めましたか?
2014年と2015年に何を書いてたかなというのを振り返って考えてみたら共通して浮かび上がってくるテーマがあったのでそれをテーマにしました。
じゃあちょっとこの2年で描いたやつを2016年の個展で発表しようかなという感じです。

−そのテーマは?
自分の中にある理想の姿や、言葉で表現しきれない感情や思いを、自分が美しいと思う世界で表現したい、というものです。

−個展をしてみて感じたことはありますか?
大変とかはあまりなかったですね。
いつもツイッターとかでいいねとかしてくださってる方が実際に来てくださったり、見てくださる方の言葉を直接聞けるのがありがたくて
絵を描いててよかったなって強く思いました。
これからも描き続けたいなと感じましたね。

後編へ続く!

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